2024 BUDOUTOIKIRU WHITE PRIMEUR / 國津果實酒醸造所 【日本・三重】
品種:非公開(山形県 本沢産)
今回、使用した葡萄は、山形県山形市で葡萄栽培をしている、ぶどうと活きるさん(枝松祐介さん 古内重光さん)の葡萄を100%使用しました。彼らは地元が葡萄の一大産地でありながら、担い手不足が原因で葡萄園の廃園が、次々と増えていく現状のなか、地元の名産品を一生懸命作ってきた先輩たちの葡萄をどのように守っていくか、また楽しく運営を継続していけるかをテーマに掲げ、活動をされています。
味わい:パイナップル、レモンといった黄色い果実を思わせる、さわやかな香りから、口に含むとほんのり優しい甘みとキレイな酸のバランスが良くグビグビとどこまでも吞んでしまう仕上がりです。余韻に少しマスカットのようなさわやかな香りがあります。飲み手を選ばず、どなたにでも自信を持ってお勧めできるワインです。テーマは「凛とした酸味が魅力的な東北のデラウェアを活かし、どこまでもキュートで優しい味わいのワイン」に設定しました。
醸造:今回の醸造では、全ての葡萄を除梗し、弱めの圧力(エアープレス)で時間をかけて丁寧に圧搾を行い、その後のデブルバージュも細心の注意を払って進めました。葡萄の状態は非常に良好で、美しい酸味が特徴的でしたので、発酵スピードを速め、抽出時間を長くしすぎないよういつも通り配慮していました。しかし、デブルバージュ後、予想外のことが起こりました。それは驚異的な発酵スピードで、私の経験では初めてのことであり、わずか4日でほぼ比重を食い切ってしまったため、慌てて瓶詰めを行いました。発酵が速かったためオフフレーバーの心配は全くなく、むしろ健全極まりない仕上がりとなりましたが、一方で単調な味わいにならないか、瓶詰後に泡がしっかり出るのかといった不安が残りました。その後、瓶詰め後の定点観測を重ねて確認していく中で、複雑性は少ないものの、非常にきれいな酸味と可愛らしい味わいがあることを確認し、一安心しました。ただ、肝心の泡が全く立たず、大変心配しました。そこで常温で比較的暖かい場所に保管しながら1か月待ったところ、ついにしっかりとした泡が立ち始め、ようやく安堵しました。
このワインは、テーマに掲げた通り「人を選ばず、みんなでワイワイ楽しめるワイン」としてしっかり成長してくれましたので、11月にリリースすることを決意しました。
ぜひ、パーティーなどの人が集まる場でお楽しみいただければ幸いです。
¥3,740
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