2020 LA LUNA / BRUNO DUCHENE【フランス・ラングドックルーション】
品種:グルナッシュブラン、グルナッシュグリ、グルナッシュノワール80%、カリニャン15%、ムールヴェードル5%
ルナは愛犬の名前から。バニュルスの多様な区画から収穫された葡萄から造られる。平均樹齢50年以上の古樹で、急傾斜の段丘に植えられているシスト土壌の区画。12区画に植えられた5品種をアッサンブラージュし、全房の葡萄をタンクの底に敷き、除梗した葡萄を上に乗せてプレス。3つのタンクを使い各々10日・15日・20日のマセラシオンを行った後にプレスし、各々のタンクで発酵させ6カ月熟成。サンスフルで瓶詰。濃いルビー色の外観。イチゴや生姜の香り、ピュアな果実に溢れる滑らかな口当たりで、非常にエレガントに仕上がっています。
⚫︎Domaine Bruno Duchene (ドメーヌ・ブルノ・デュシェン)
ワイン馬鹿がたくさんおりますが、徹底したウルトラTOPの最高峰、彼にかなう人はなかなかおりません。その名もブルノ・デュシェン、もう知る人ぞ知る醸造家。彼のワインはもともとの生産量は無い上にリリースと共にフランスでも直ぐに売り切れとなります。彼は3haの畑を、南仏、スペイン国境のバニュルスに購入、その畑は何と300mも高さが有り、段々畑で上から海が見渡せる絶好のパノラマ。畑は全て傾斜し、トラクターが入る事が出来ません。ですから全ての作業を手で行います。土の掘り起こしから全て...。馬で耕す事も出来ない位です。人間の手でやっと仕事が出来るのです。周りの皆(醸造家)が大反対、こんな所に畑を買ったらおまえは一生牢屋だぞって!でもブルノは明るく、「太陽の有る所に住みたかったんだ、海は見えるし最高だよ」って!テイスティングをさせて頂き、涙が出そうでした。あまりに美味しくて、そしてそれを作る為に、どんな風に1年畑を守ったか、目に見えるようです。