2024 甲州 / レヴァンヴィヴァン 【日本】
山梨県南アルプス市産の甲州を購入して造った白ワイン。
最初の4日間は全房でセミマセラシオンカルボニック。5日目でそのままホールバンチプレスし、果汁のみの発酵に切り替える。発酵は500Lの大樽で樽発酵、低温で進める。1ヶ月程度で発酵が終了、そのまま大樽で瓶詰めまでシュールリー。樽熟成10か月、ウイヤージュ有り。滓引き後瓶詰め。仕込みから瓶詰めまで一切の亜硫酸は無添加。
アルコール度数は高くなくどこまでもピュアで繊細な味わい。綺麗で伸びのある酸が特徴的。和柑橘の香りに樽のニュアンスが良く溶け込んでいる。ほろ苦い味わいが心地よい。日本ワインらしさがとても良く出ている。
※実をいうと私荻野(貴博)は子供の頃から甲州ブドウが嫌いでした。酸っぱいブドウというイメージが強く残っています。それは大人になってからも同じで、甲州のワインを飲んでも薄く味気ない印象しかありませんでした。山梨出身ですが長野に引っ越したということで、初めはあえて長野県で甲州を造らなくてもという思いがあり消極的でした。しかしながらご縁があり、実家近くの畑の甲州を頂けるということで(ベリー発光体2024のブドウ農家さん)甲州にチャレンジすることにしました。 今回造るにあたって明確にイメージしたワインがあります。2009年か2010年あたりにある甲州のワインを飲んだのですが、それまでのイメージが覆りました。旨味を凝縮した甲州を飲んだのはその時が始めてでした。私達も年を重ね、それなりに甲州のワインを飲んできました。私達なりの解釈で今できることを落とし込みました。甲州は決して派手さはありませんが、料理に寄り添ってくれるいいワインだと思います。そんな仕上がりにりました。
¥3,630
なら 手数料無料で 月々¥1,210から