2021 小公子 / 森臥 【北海道・名寄】
品種:小公子
名寄市弥生の畑にて収穫された小公子を使用。10月初旬に収穫後、すぐにワイナリーにて仕込みました。小公子は故・澤登晴雄氏の手で育種されたヤマブドウ交配種で、一般的な赤ワインより色が非常に濃いほか、渋みが少なくスパイスやハーブのような香りがあるなどの特徴があります。2021年は、記録的な猛暑・干ばつに見舞われた年となりました。21年の天候を受けて、アルコール度数も比較的高く、ブルーベリージャムのような香りが感じられます。また、シナモンやクローブなどのスパイスの風味もあり、全体としてふくよかな仕上がりとなっています。フレンチオーク樽での約12ヶ月熟成に加え、さらに1年間の瓶熟成をしています。数年間の瓶内熟成により、さらに全体のバランスが良くなるものと思います。醸造時には酵母を一切添加せず自然発酵にてゆっくりと発酵、瓶詰までまったく濾過をしていません。