2024 エスぺリード テールドヨイチ / 平川ワイナリー 【日本・北海道】
品種:非公開
タイプ:白
【名前の由来】:フランス語で「柑橘」(注:植物学的用語であり、レモン、ライム、グレープフルーツ、オレンジ等のように、厚い外果皮を持ち、内果皮が分割されている果実)を意味し、同時にギリシャ神話に出てくるエスぺリスの娘の名でもある。生き生きとした柑橘系の酸味、フレッシュ感が凝縮した白ワインであることを目指して命 名しました。
【品種】:非公開。品種名はラベルに記されておりません。健全果粒のみを収穫。
【収穫日】:2024年9月25日~9月26日と、10月8日~10月10日での収穫。
【地勢】:2区画のブレンドであり、ひとつは平川ファーム第2農園の南東斜面。ワイナリーのある第1農園からヌッチ川の上流、山側に2.5km奥にある豊丘中央地区。山からの冷涼な風が影響を与え、海由来の風が入り込まない立地。美しい南東斜面で、標高40メートルから50メートルで日照条件に優れる。表土の腐植層は深さ6〜12cm程度であり、深さ40cmまでは、ばん土質褐色森林土(火山灰の層が薄く、黒ボク土ではない)。土壌が浅いことが特徴で、深さ40cmからは固結した岩盤(母材として、火山由来の凝灰岩)が存在している。岩盤層までは細粒質で土壌構造が発達しているので、通気性・通水性には問題がない。
化学肥料、お よび化学除草剤の使用なし、微生物性を重視した草生栽培を実施。この区画の周囲は、高品質のスパークリングワインを生んでいる。もうひとつは、平川ファーム斜面中央の南斜面。山側からの風通し良好。標高30〜40メートル で光合成環境に優れる。表土には非アロフェン質黒ボク土(炭素分が豊富)が60cm、その 下に母材として凝灰質砂岩がある。土壌は通気性、排水性に優れ、根圏は深く、約120cmまで到 達している。間接的に海由来の温かい気候と、山由来の冷涼な気候が混じり合い、時に山側から強い風の影響を受けやすい。早朝から夕方まで最大限に日光を受ける南西斜面で、果皮成分の富んだブドウから、区画ごとに個性豊かな目鼻立ちのはっきりとしたワインが生まれやすい。化学肥料、および化学除草剤の使用なし、微生物性を重視した草生栽培を実施。
【製造方法】:2024年産の白ブドウをそれぞれ全房にて、酸素を含ませながらプレス掛け(搾汁率63%)し、デブルバージュ後、ステンレスタンクでアルコール醗酵させ、MLFを行わず、澱と接触しながら、12ヶ月間熟成させて、ブレンドを行い、安定化させました。清澄作業な し(フィルター処理あり)で瓶詰しています。少量の澱が確認できる場合がありますが、品質には影響はございません。
【目標】クールクライメットの場所が表現できる柑橘系の酸を大切にしたワイン【味わいの特徴(簡潔に)】柑橘系の味わいを重視した口当たりのよい辛口白ワイン。
【味わいの特徴】:淡いレモンイエロー、照り、輝き、健全。香りの濃度は中程度で、アロマの要素は若々しいです。かぼす、青ミカン、グレープフルーツをスライスして空気に触れた状態の香酸柑橘のアロマに、青リンゴの印象が混じる。背景にアカシア、スイカズラ、青草、レモングラス、柑橘の皮、アニス、白胡椒、湿った石灰、煙、マッチ箱のフリンティなニュアンスがあります。熟度と爽やかさを持った柑橘系のアロマで、酸味の骨格があり、果実味豊かで柔らかくバランスがよさがあります。味わいのボリューム感は中程度で、辛口のアルザスワインのようなミネラル的な味わい、和柑橘系の酸を有します。微かなほろ苦さを伴うすっきりとした後味があり、唾液が出て、口当たりのよさとさっぱりとさせる清涼感が魅力です。
【素材との相性】:野菜全般、フルーツサラダ、お寿司(白身魚、鮭、大トロ、海老、蟹、貝類)、フリュイ・ド・メール、カルパッチョ、しゃぶしゃぶ、塩焼き、天ぷら(小海老)、伊勢海老やロブスターの香草焼きや柑橘のソース、海老やチキンの唐揚げ、エスカロープ(仔牛、鶏肉等)、牛肉や豚肉のグリエ(レモンの風味を加える印象で)、そうめん、ナチュラルチーズ、フルーツのタルト。
【風味との相性】:柑橘系のアロマや酸味があるため、レモンを加えて食べたいと思うお料理にはよく合います。ポン酢、柑橘のドレッシング、マスタード、お料理の香ばしさに柑橘(ライム、ゆず、かぼす)を加えたくなるお料理、ハーブの風味、濃いめの出汁、コンソメ、酸っぱさや塩味を必要とするお料理。素材の持つ美味しさ重視で、生の魚介類、青味、酸味、苦みがあるもの、塩や柑橘を加えて味わ いたいと感じさせる料理にはよく合います。
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